個人年金は一括で受け取るのは本当に得なの?

 

掛けている個人年金保険が満期になり受取時になった時、確定拠出年金、企業年金などは一括で受け取ることもできます。

 

もちろん満期時になった時点で、一括にするか公的年金のように月々もらうか選ぶことができるのですが、選ぶためにも、一括で受け取った時と月々分けてもらう分割とどちらの方がお得なのか、どのようなメリットがあるのか調べてみました。

 

 

一括受け取りと年金型受け取りの違いとは?

 

・受け取り総額の違い
・税金金額の違い

 

個人年金をどう受け取るかは、その時の事情により違いますから、その時に決めれば良いのですが、
受取り総額の違い、税金金額の違いは、初めから分かっていますから、確認しておくことに越したことはないですね。

 

受取金額の違いとは

一括受け取りにするより、月々年金型にして受け取る方が、保険会社が運用している期間が長くなりますので総額では多くなります。
一度に受け取ってしまうともらえるお金が少なるので、総額が気になる人には年金型の受け取りが良いかもしれません。
しかし、一括で受け取って、それを元手にもっと増やしたいなど、活用したい人には、一括型で受け取るのも魅力です。

 

税金の違いとは

 

一括受け取りの場合 → 一時所得課税
年金型受け取りの場合 → 雑所得課税

 

 

一括で個人年金を受け取ると、一時所得課税になり、年金型で個人年金を受け取ると雑所得扱いになります。
<個人年金にどのくらい税金がかかるのか>
一括受け取りの一時所得課税では
受取る金額 − 支払った金額 − 控除金額(50万円) = 残りに税金

 

 

年金受け取りの雑所得課税では
その年に受け取った金額 − (支払った金額 ×(受取年金額÷受取年金総額)支払った金額の内その年に相当する割合) = 課税

 

 

 

<課税まとめ>

 

一括受け取りと年金型受け取りの課税の違いは、一括受け取りでは控除金額(50万円)がありますが、年金型受け取りの場合、控除は無く支払った金額の内、その年に受け取る年金に対しての割合に相当する分を必要経費として引かれて、残りに雑所得として課税されます。

 

年金型で受け取った場合は、その年の所得により税金が変わってきますし年、20万円以下であれば確定申告をしなくて良いので、どのくらいの掛け金で、どのくらい受取れたか、他に所得はあるのかなどで課税金額が変わってきます。

 

 

例)年金型受け取りで、その年に100万円受け取れる個人年金だったとして掛け金相当分が80万円より多ければ、雑所得は20万円より少ないので、無税で済みます。

 

しかし、その年に受け取れる年金(年額)からその年に相当する年金掛け金を引いた分が20万円より多ければ、雑所得となり課税されてしまいます。又、所得税の他、住民税もかかってしまいます。

 

 

例)一括受け取りの場合 受け取り金額が800万だとして、700万円が掛け金としたら残りの100万円から控除金額(50万円)を引いて、残りの50万円に課税されます。

 

 

どちらも、課税対象になっていますので、満期時近くになったら、1度計算をしてみて得な方にしても良いですし、一時金としてもらっておいて1度の課税で終わらせてしまうのも良いでしょう。

 

<個人年金の一括受け取りのメリット>
個人年金一括のメリットとして、税金では控除額(50万円)がある。
・総合的に一括受け取りの方が納税額が少なくて済む。
・退職金替わりとして役に立つ。
・住宅ローンの残りを返すことができる。
・財テクをして、もっと増やすことができる。

 

<個人年金の一括受け取りのデメリット>
・一度に沢山の金額を手にするために、浪費しやすい。
財テクに失敗したら、目減りする可能性もある。
・計画的に使う自己責任が大きい

 

個人年金を一括で受け取る人は、財テク慣れをしている人や、計画性に富んでいる人です。
多くの人は総額多く受け取れる年金型の月々受け取れる方法を選んでいます。